インドはベトナムに次ぐ、世界第2位のカシューナッツ生産国。タンパク質やミネラル豊富で、他のナッツと比べてやわらかい食感と独特の甘みがインドでも人気で、ペーストにしたり料理に使われます。
カシューナッツがどんな風になるか、ご存じですか?
これがカシューナッツの木。上の方に実がなっています。
実の下に、くるんとした種子が出ているのが、ナッツとして食べる部分です。
実の方は、カシューアップルと呼ばれ、食用になりますが、保存や輸送が難しいので、生産地から離れたところではほとんど目にすることがありません。
インド国内最大のカシュー生産地はケララ州ですが、お隣のタミールナドゥ州でもたくさん栽培されています。上の画像は友人の農園で獲れたものです。
今回は、タンジャブールからマドゥライに向かう途中の道路沿いに、カシューナッツを売っているところを発見。道路沿いにたくさんのカシュー屋さんが並び、直火でローストしています。そのうちの一つに立ち寄ってみました。
まずは生のカシューを直火でしっかり炒ります。
殻がまっ黒に炭化したら、脱穀作業を開始。外皮をたたいて砕くと、お馴染のクリーム色のカシューナッツが現れます。
現地でも、お店で買うものには、ローストした後に砂糖やスパイスなどで、いろいろな味付けをしたものが多いですが、ローストしただけでも十分甘味があるので、そのままか、シンプルに塩をかけたものが一番美味しいです。
値段もお店で買うより安いです。ロードサイドでカシューロースターを見かけたら、ぜひ小休止してみてください。