オールドデリー自転車ツアー

オールドデリー自転車ツアー

オールドデリーのカオスを自転車で体験できる現地ツアー

レンタルサイクルで町を走る現地ツアーは各地にあり、欧米からの旅行客に人気が高いアクティビティ。デリーを走る魅力は何と言っても、混沌とした町の匂いを肌で感じられること!

今回は、Delhi By Cycle というツアー会社が行っている自転車ツアーをご紹介します。オールドデリー、ニューデリー、サウスデリーと3つのエリアに分けて5つのコースが用意されています。交通量の多い時間帯を避けて、早朝からスタートし、3時間ほどで終了します。

整備されたニューデリーも良いけれど、やはりインドでしか見られない光景が続くオールドデリーに惹かれます! ということで、オールドデリーを走る「シャー・ジャハン・ツアー」に参加してみました。

ツアー参加レポート

ツアー開始は朝6:30。15分前までには着くように、少し余裕を持ってオートリキシャでホテルを出発します。外はまだ真っ暗闇。

人通りもほとんどありません。この辺りはあまり治安が良い場所ではないので、1人で動く場合は用心した方が良いです。場所を見つけるのに不安がある場合は、ピックアップも頼めます。

集合場所の目印は、Delite Cinemaという映画館。そこから道路の反対側に渡り、そのまままっすぐ道を入った先に、自転車がずらりと並べられているのを発見。

次第に夜が明けてきて、辺りが明るくなると、参加者が集まり始めました。

真冬のデリーの朝は寒いです。10度以下になることもあり、ダウンが欲しいくらいの気温です。

ずらりと停められた自転車から、自分で好きな一台を選びます。サドルの高さはスタッフが身長に合わせて調整してくれます。ミニサイズの私は、サドルを思いっきり下げて何とか乗れる状態に。

調整が終わったところで、簡単なコースの案内と、注意事項の説明があります。

それが終わると、ガイドに続き、みんな一列に並んでスタートします。

舗装された道路も通るものの、最初はほとんどガタガタ道! お尻が痛くなりますが、インドっぽくて楽しめます。

細い路地が続く古い通りには、ヘリテージと呼ばれる、築数百年の古い木造建築が並びます。ムガール帝国の首都だったオールドデリーは、今は貧困地区の印象がありますが、古い貴族の館もたくさん残っています。

 

ガイドが説明してくれる歴史を聞きながら町を見ると、一見ただの汚い街角も全く違ったものに見えてくるから不思議です。

オールドデリーの一番の見どころは、スパイスマーケット。カーリー・バオリと呼ばれる大通りには、インド最大のスパイス市場があります。

通りに面した店は小売り用。一歩奥に入ると大量のスパイスが積みあげられた倉庫が続きます。その中の一件に入り、階段を上がって2階へ。階段には唐辛子が詰まった大袋がいくつも置かれ、その匂いとツンとした強烈辛味が鼻を突きあげ、歩いているだけで目が涙でうるんでくるほど。

中庭に面したベランダからさらに上の階に上がると、ルーフトップに出ます。朝もやに煙るオールドデリーの街並みが一望できる景色が現れました。

モスクの向こうから上る朝日を眺めます。

マーケットのペットの犬もツアーのお馴染さんのようです。

温かいチャイでティータイム。身体が温まります。

きれいなホテルでトイレ休憩もあるので安心です。

注)オールドデリーには路地には外国人向けのトイレはありません。朝はしっかり済ませてから参加しましょう。

オールドデリーの人気レストラン「カリーム」で朝食を食べたら、出発地点へもどり、ツアーは終了。見どころ満載で、なかなか楽しめるツアーでした。

雑踏と汚いところが苦手な人にはおすすめしませんが、アジアのごちゃごちゃが好きな人には面白いと思います!

運営会社

今回参加したのはこちらの会社のツアー。

デリー・バイ・サイクル

参加したのは下記のツアー。

サイトのトップページはYoutubeの動画になっていて、ツアーの様子がわかりやすく見られるので、一度開いてみてください。

●シャー・ジャハーン・ツアー

シーズンにより、コースが限定されていることもありますので、催行状況はサイトで確認してください。

予約方法

①サイトから希望のコースを選び、BOOK NOWのタブを開きます。

②人数と日にちを入れて次の画面へ。

③予約者の氏名、国籍、電話番号を入れます。電話番号は日本のものでもOK。

④Paypal の支払い画面に移動します。支払を済ませると予約完了。

他国からの旅行者との交流も、こうした現地ツアーの魅力です。インドの町並み同様、たくさんの出会いを楽しんでくささいね!